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和訳(5) Tableek(Maspyke) インタビュー

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tableek maspyke no big deal


引用元: Platform8470.com - Hip-Hop Magazine - Interviews

 

Tableek

Science in rap: the pyke strikes back

ラップの科学: Maspykeの反撃

(2005年)9月の20日にMaspykeの二つ目のアルバム'STATIC'がリリースされた。リリースは彼ら自身の持つレーベルBukarance RecordsとABB Recordsが合同で行われるだろう。彼らの曲をまだチェックしていない君へ; 今がその時だ! 彼らは何年もドープな音楽を違ったレーベルで作り続けてきたが、そのいくつかのレーベルとのトラブルにより、彼らが聴かせたかった曲のリリースをするにあたって、Maspykeにとって簡単には行かなかった。メンバーの一員であるTableekこう語る。

 

Tableek調子はどうだ?

順調だよ。脚光をあびるまで黙々と作業さ。

君はMaspykeというグループに入ってるけど、一応知らない人のために。彼らは何者?

MaspykeはRoddy RodにHanif Jamiylそして俺、Tableekだよ。

 

それで、グループはどういう風に出来た?

Hanifはマサチューセッツ州アマーストの俺の両親がいる丘の下の方に住んでたんだ。俺もまた、まだ子供の時ブルックリン(Fort Greene)から引っ越して少しの間そこに住んでた。だから俺はHanifの事は幼い時から知ってるよ。Roddy Rodは俺の従兄弟でもちろんお互いの事は知ってたし、本当の家族みたいなもんだよ。

Roddy Rodはヒップホップにおいて色々な事をしたけど、いくつか彼の成し遂げた事を短くでいいから教えてくれないか?

実は俺たち全員が各々で成し遂げた事があるんだ。RoddyはもちろんFreddy FoxxやED O.G.にCy Youngたちの為にたくさんの曲を提供したし、Up Above(レーベル)から12inchがもうすぐ出るし誰かとLPも出すみたいだ。HanifはLPで"Hydro"をリリースする予定だし、他のやつと組んでRude MovementsとNikki Cheeksのコンピレーションからも出すよ。そして俺はちょうどJazzy Sportで12inchをKeroとやって、イギリスのKistasとの曲も新たにEPで出るよ。そして今は、この夏に出す新たなLP ’American Terrorist’ も録音してるとこさ。

 

なるほど。MaspykeのLP 'STATIC' ももうすぐドロップされるけど、何が期待できる?

STATICは今まさに人々が聞く必要があるものだね。Blackoutが再リリースされることになったような事態に陥らないことをしっかりと確認できるまで、俺たちは長い間これを懐に温めておく必要があった。そしてもう一つ確認しておきたいことがあった。それは、最終的にこれの所有権が俺たちにあるかどうかだ。今回は大丈夫だろうけどな。もちろん、こういった取引をするためには犠牲にしなければならない時もある。それでも、俺たちにはこのLPを待ちわびている人がいるのも分かっていた。この前に"Step"のプロモ盤を出した時に俺たちが正しい方向に向かってるんだってことが証明されたよ。それにSTATICは"No Big Deal"や"The Summon"、"Lightly Anxious"を収録していたから、Maspykeのファンが共感して他の奴らにアルバムを広めてくれるだろうことも分かっていた。ABB Recordsも俺たちがこのタイミングで音楽を正しい人に聞かせるのを許可してくれたんだ。ファンを釣るような真似や安っぽい仕掛けはもう無しさ。

 

 

実はアルバムは2003にリリースされる予定だったのに、何があったんだ?

俺たちは6ヶ月ほどMaspykeから距離を置いたんだ。正直俺たちにLPを一万ドルで売ってくれなんて奴らがわんさかいたことに耐えられなかったよ。2005年のことだぜ。ナンセンスだ!しかも、奴らはアルバムの所有権を欲しがってたからな。俺たちは基本的に作りたいものだけ作ってそれ以上はやらない。30曲作ってからそれを15曲に減らすようなやり方の奴もいるようだけどね。俺たちは14曲作ってから、それが確かなモノか最初に確かめた。このLPにはフィルターは一切かかっていない。美味しいところだけが詰まってるんだ。あとこのレコードが少しリークされてた様子だったから俺たちは犯人をいち早く突き止めてネタを奪い返す必要があったってことも一つだね。でも最終的に北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、アフリカとかに届いたら、みんな待つ価値があったとわかってくれると思うんだ。


アルバムは地域関係なく同じ? ボーナストラックは入ってる?
国によって曲が減ってたりすることはないが、1、2曲追加したのはあるよ。'Lightly Anxious'はこのLPのために最後に作った曲さ。

このアルバムはABBとパートナーになって君達のレーベル、Bukarance Recordsからリリースされてるね。何故自分たちのレーベルを始めたんだい?

俺たちは高校を出てからずっとこの業界にいるんだ。Head Up/Elektraと契約を得て、それからRawkusやOm、7Heads、Buds達と何年もやってきた。俺たちは音楽業界の門番やたくさんの扉をくぐり抜けて来れたんだ。俺たちはいつも丁度いいタイミングでリリースできるようにしたかったし、そのためのABBとの作業も上手くいくと思いたいね。正直な所、俺たちみんながお金(の問題)をプロジェクトから取っ払えるか知りたい。レコードレーベルが儲けることになんの問題もないが、問題は俺たちが取り組んでいる、現状に強い変化をもたらすほどの投資資金についてあまり取り合ってくれないことだね。

 

(レーベルの)設立はいつだった?

Bukarance Recordsは90年代後半のアイデアから来たのさ。そして2000年に"Gong Show"のリリースをしたことでそれが現実になったんだ。


君はレーベルと共に何を成し遂げるつもりなんだ? 他のアーティストと契約もする予定?

レーベルの為にまず俺たちもアーティストを少なからずリリースしたい。新たに3人ほどドープな奴らをね。因みにもうReefは既に非公式だがMaspykeのメンバーさ。彼の音楽をいくつか出したいよ。俺のネタもあるしHanif、Roddyもそれぞれ持ってるしな。2006年のどこかでコンピレーションを出してみんながどんな反応をするか見るつもりなんだ。何人か俺たちのやっていることや起こっていることに興味のある奴を見つけたい。